最近、ちょっと昔のことを思い出しました。私の母の話です。昭和の中期頃というのは、女性はまだ専業主婦であるのが比較的当たり前なような時代でした。後期にかけて共働きが当たり前になったり核家族化が進んだりしたわけですが、確か私の母もその件で祖母と揉めたとか何とか聞いた覚えがあります。要は、元々専業主婦だったのですが、子育て費用の為に働きに出たいということでですね。今では、子育て費用や生活の費用などの為に共働きというのは当たり前ですが、私の祖母はそういう昭和の考え方ど真ん中でした。主婦というのは、子どもの為に家に居て当たり前だというわけです。当時は、まだ旦那の両親と同居なんてのも当たり前のような時代ですから、単純に子育て費用の為ってのもあるとは思いますが、同時に外に出たいというのもあったのでしょうね。考えてみると、その当時というのはかなり窮屈なものだったんですね。女性が外で働くには、中々難しい時代だったわけです。今じゃ当たり前の話なんですけどね。
しかし、それには当然ながら旦那やそれ以外の家族の協力というのが必須になります。要は、私の祖母はそれを是としなかったから揉めたわけです。いくら子育て費用の為と言っても、そういうサポートが少ないのであれば多少費用は減っても共働きはやめるのが吉なのかもしれません。何でこんなことを思い出したかと言いますと、同僚がちょうどそんな話でちょっと揉めているからです。今も昔も、その手の話というのは尽きないものですね。